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まちづくり

国際交流協会とSaganWorldCup開催

企業や学校、地域と外国人や
外国人同士のつながりを深めていく

JICA九州と佐賀県国際交流協会と共催し、ホームスタジアムである駅前不動産スタジアムで、31か国約180名の佐賀県在住の企業に勤務する外国人技能実習生や留学生、日本人学生等によるフットサル大会「Sagan World Cup」を開催。インドネシア、ミャンマー他の技能実習生チーム、セネガル、アンゴラ人等含む留学生チーム、中古車会社のアフガニスタン人社員チーム、ウクライナ避難民を含む混合国チームなどが参加した。「Sagan World Cup」の開催は2022年から開催して今回で2回目。企業や学校、地域と外国人や外国人同士のつながりを深めていく目的として開催している。

活動場所 駅前不動産スタジアム
協働者 行政、 NPO、 スタジアム、 飲食店、 公益財団法人
協働者名 公益財団有法人佐賀県国際交流協会、独立行政法人国際協力機構(JICA)、佐賀県地域交流部国際課、鳥栖市スポーツ振興課、鳥栖市市民協働推進課、佐賀県庁サッカー部、鳥栖高校書道部
貧困をなくそう
飢餓をゼロに
すべての人に健康と福祉を
質の高い教育をみんなに
ジェンダー平等を実現しよう
安全な水とトイレを世界中に
エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
働きがいも経済成長も
産業と技術革新の基盤を作ろう
人や国の不平等をなくそう
住み続けられるまちづくりを
つくる責任、つかう責任
気候変動に具体的な対策を
海の豊かさを守ろう
陸の豊かさも守ろう
平和と公正をすべての人に
パートナーシップで目標を達成しよう

STORY

2022年春、佐賀県国際交流協会及びJICA佐賀デスクとの情報交換の場で、佐賀の企業で活躍する技能実習生など佐賀県に住む外国人に、佐賀で働いてよかった、学んでよかった、住んでよかったと感じてもらう機会を作っていきたいという声が上がった。併せて、地域や企業の日本人も巻き込み、国籍を超えて誰もが住みやすい地域づくりを目指していくには、世界中多くの人に愛されているサッカー(フットボール、フットサル)こそ、交流の場に最適だという意見が一致した。

外国人も住みやすい地域づくりという点では、外国人が水害で逃げ遅れて亡くなる事故も発生しており、顔が見える地域づくりが一つの課題だった。
その一助として、サッカーを通した交流が、多文化共生社会における課題解決のきっかけにもなるとの希望を持ち、大会開催に向け動き始めた。当初は実績もなく、会場確保や参加チームの募集にも苦労したが、多方面からの協力が得られたこともあり、2022年12月3日にサガン鳥栖のホームスタジアムで「Sagan World Cup2022」の開催が実現した。

第1回大会では、ウクライナ避難民を含む混合国チームも参加し、24か国105名の選手が熱戦を繰り広げた。参加者はスタジアムでのサッカーを心から楽しみながら、普段交流の無い外国人同士の絆も芽生えていた。本大会開催にあたり、技能実習生が所属する企業各社のサポート、県内の高校・大学生のボランティア参加、佐賀県庁サッカー部の審判参加など、各界からの趣旨への賛同と協力をいただき、まさに多文化共生・協働の姿を見ることができた。本大会は参加した選手からも好評であっただけでなく、JICAをはじめとする各所からの熱い要望と後押しもあり、第2回大会を2023年12月10日に開催することを直ちに決定した。

第2回大会のSagan World Cup2023は、チーム集めに苦労する予想に反し、好評であった。同企業や同学校からのエントリーを1チームにしてもらうなどの調整を行い、最終的には16チーム、31か国180名の参加となった。

また、より交流を広げるため、国際色豊かな飲食ブースを設置したり、フィンランドからの参加に合わせてモルック体験コーナーを設置したり、大会参加者以外でも国際交流を楽しめるような企画にチャレンジ。飲食やモルックで協力いただいた方にも楽しんで外国の方と交流する光景が見られた。

Sagan World Cupはまさにスポーツを通じた国際交流の場であり、男女も年齢も立場も関係なく純粋に交流を楽しむ姿がみられ、2024年も継続して開催を予定している。いずれは九州や全国規模でサッカーを通じた国際交流が生まれ、更には地域の方々とも協働し、地域づくり、誰もが住みやすい地域づくりにつながることを夢見ている。

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